クレジットカードは学生でも発行できる
クレジットカードは、本人か配偶者に安定した継続収入があることが発行の条件となります。
となると、学生でもクレジットカードは発行してもらえるの?という疑問が生じますよね。
現在では、本来収入が無いはずの学生でも、クレジットカードが発行される場合が多いです。
この場合、学生本人の収入で与信審査に通るはずはありませんから、両親の信用で発行されているものと考えるべきでしょう。
最近では、学生専用につくられたクレジットカードも出てきていて、『学生カード』と呼ばれることもあります。学生がクレジットカードを作る場合の注意点をまとめました。
高校生へのクレジットカード発行は不可能
現時点で、日本で高校生を対象にクレジットカードを発行しているカード会社はありません。高校生へのクレジットカード発行は不可能です。
クレジットカードの申し込みが可能になるタイミングは以下の通りです。
・確実なのは、高校を卒業した翌月の4月2日以降です。
・カード会社により、卒業式前の2月頃から入会キャンペーンを実施することがあります。
学生カードの発行には、学生証(在籍証明書)が必要な場合が多く、4月1日の時点では発行できない場合もあり得ます。そのため、確実なのは4月2日以降となります。
申し込みフォーム上での制限
多くのクレジットカード会社では、インターネット申し込みの際、発行対象とならない生年月日の入力そのものができません。
2017年1月時点を例にとると、2000年生まれの人は全員17歳以下となり、高校卒業者である可能性はゼロです。このため、ほとんどのクレジットカード会社で、2000年という生年月日の入力がそもそも出来ない仕様としています。
インターネット申し込みの場合、多くのクレジットカード会社で、18歳未満の高校生は、生年月日入力そのものが出来ない仕様となっています。
原則として親権者の同意が必要です
学生がクレジットカードに申し込む場合、成人であっても原則として親権者の同意が必要と考えておいた方が良いです。親権者の情報を入力することを求められる場合もありますし、親権者に電話確認が行く場合もあります。
学生がクレジットカードに申し込む場合、成人であっても原則として親権者の同意が必要と考えておいた方が無難です。
利用限度枠は少額と考えておいた方が無難です
学生がクレジットカードを作成する場合、利用限度枠は少額と考えておいた方が無難です。多くの場合は、5万円から30万円程度の設定になります。
学生では発行してもらえないクレジットカードもあります
学生では発行してもらえないクレジットカードもあります。近年だいぶハードルは下がってきましたが、いわゆるゴールドカード以上のプレミアム性が高いクレジットカードの発行は難しいと考えておいた方が無難です。
家族カードを発行するという方法もあります
学生本人名義のクレジットカードを発行するのではなく、両親のクレジットカードに『家族カード』を追加発行して、それを利用するという方法もあります。
家族カードも高校生に対しては発行されません。現時点では、高校生がクレジットカードを利用する方法は日本ではありません。
学生本人名義のクレジットカード(学生カード)を発行する場合と、家族カードを追加発行する場合とを比較した、メリット・デメリットをまとめてみました。
家族カードを追加発行するメリット
利用限度枠は、親権者など本会員と(残債額やポイントなどを合算した上で)同じ限度額まで利用できるため、利用限度枠は学生カードよりも大きく設定することが可能です。
家族カードを追加発行するデメリット
家族カードの利用分は、通常、親権者など本会員利用分と合算して、本会員宛へ利用明細書が送付されます。つまり、何に対してクレジットカードを利用したのか、本会員にも把握されてしまいます。