クレジットカードのポイント還元率とは何か
ポイントサービスとの連携は、クレジットカードを使う大きなメリットの一つです。
現金決済では何も残りませんが、クレジットカード決済ならポイントが貯まります。このポイントを目当てに出来る限りクレジットカードで決済しようとする人も少なくありません。
クレジットカードを使って、いくらポイントが貯まるのかを考える上で重要なのが『還元率』という考え方です。
ポイントの還元率とはどういうものなのか、解説します。
還元率と付与率の違い
クレジットカードを薦められるときに、「100円利用で1ポイント」などという表記をよく見かけます。これをポイント還元率と考えてしまう人がいますが、これは間違いです。
利用額に対していくらのポイントが付与されるのかは、ポイントの「付与率」と呼びます。
付与されたポイントが何円の金額に換算されるか、これがポイントの「還元率」です。
簡単な例をあげて、付与率と還元率を計算してみましょう。
(1)1000円利用で1ポイント付与(付与率0.1%)
(2)1ポイントで5円の金額に換算
(3)ということは、1000円利用で5円分のポイントを得るということ
計算式:5円÷1000円=0.5(還元率0.5%)
年間で考えると還元率の影響は大きい
最近では、家賃とか公共料金のクレジットカード払いも進んできていますから、最終的に1か月のクレジットカード決済額がかなりの額になる人も多いでしょう。
家賃とスマホ代、それから公共料金をすべてカード決済していれば、月間10万円程度のクレジットカード決済額にはなります。となると、年間では100万円以上もクレジットカードを利用することになるわけです。
仮に年間のクレジットカード決済額を100万円で考えると・・
還元率0.5% 100万円 x 0.5 = 5,000円
還元率1.0% 100万円 x 1.0 = 10,000円
還元率1.5% 100万円 x 1.5 = 15,000円
年間で考えると、これだけの金額差になって現れてくるわけです。
クレジットカードの還元率はどのぐらい?
クレジットカードのお得具合を考えるのに、最終的に重要なのはポイントの還元率です。では、クレジットカードのポイント還元率は、だいたいどのぐらいの水準になっているのでしょうか?
当サイトでは主に申し込み当日に即日発行出来て、年会費無料のクレジットカードを紹介していますが、年会費無料のクレジットカードだと、還元率は0.5%程度が標準的です。
還元率が1.0%になると、かなり高還元率のクレジットカードと考えて良いでしょう。
高還元率のクレジットカードとして比較的有名なのはリクルートカードです。リクルートカードは、Pontaポイントに交換することで現金化することになりますが、現時点では、還元率1.2%で年会費無料のクレジットカードでは最高水準の高還元率となっています。
もっとも、還元率が高くても、自分の生活環境のなかでの利便性が高くなければ利用する意味がありません。自分が使いやすいポイントサービスと連携しているかなどを総合的に判断しながら、自分にとって一番最適なクレジットカードを選ぶことをオススメします。