クレジットカードの一括払いと分割払いはどちらがお得?
クレジットカードは利用する時に、一括払いにするか、分割払いにするか、選択することができます。
クレジットカードを利用する時は一括払いと決めている人、分割払いを活用している人、使い方は人それぞれですよね。
一括払いにするのが常に必ず最善の方法なのでしょうか?
また、分割払いにすると金利がかかることは分かるけれど、実際、金利ってどのぐらいの金額を負担しているものなのでしょうか?
ケースごとに分けて解説します。
支払い口座に十分なお金があれば『一括払い』がベスト
支払い口座に十分なお金があって、間違いなく引き落としできるなら『一括払い』がベストであることは言うまでもありません。
問題は、支払い口座のお金が心許ない場合です。
金利分を節約したくて、一括払いを選択したけれど、引き落とし日に必要な金額が用意できなかったという場合は、要注意です。自分の信用に傷がついてしまいます。
クレジットカードの利用状況は、個人信用情報機関に記録されますが、たった1回の支払い延滞でも、滞納の事実は記録として残るのです。
延滞の情報は個人信用情報機関にもよりますが、最長5年間は記録に残り続けます。もちろん、1回の延滞の記録のみで、クレジットカードの発行審査に影響を与えるということは少ないと言われています。審査する側も、1回程度の延滞であれば、何かしら突発的な事情もあったのではないかと配慮することが多いと言われています。
信用情報機関に記録されている利用履歴を『クレジットヒストリー』と呼びますが、毎回滞りなく支払いを行えているという履歴は、非常に大きな信用財産になります。
信用はお金で買うことができません。支払い口座の残高が心配な場合は、最初から分割払いを利用することも考えた方が良いでしょう。
分割払いを選んだ場合の金利負担はどのぐらい?
クレジットカードのショッピング利用の場合、ほとんどのカード会社で年15%前後の金利手数料を設定しています。
こちらはエポスカードの分割金利手数料案内です。
仮に金利手数料を年15%として、10万円のショッピング利用を10回の支払いとした場合、トータルで約6,800円の手数料が発生します。
非常にざっくり言うと、クレジットカードを分割払いすると、最終的に、消費税を2回払うよりもちょっと安いぐらいの負担になる・・ と目安に考えておいて良いのではないかと思います。
2回払いは金利手数料ナシ!
注目して欲しいのが、2回払いの金利手数料はゼロということです。
一般的に、クレジットカードの分割払いは3回以上の支払回数のことを意味します。2回払いは分割払いには含まれず、そのため金利手数料もかからないんです。
2回払いを利用する時は、クレジットカード利用時に『2回払いでお願いします』と明確に伝えることが重要です!(分割払いでお願いします、じゃダメですよ)
クレジットカードの2回払いには金利手数料がかかりません。支払いに余裕が無い時は、2回払いを有効に活用しましょう!
信用を保つことを忘れずに、余裕のある支払い方法を選びましょう
クレジットカードの使用履歴、クレジットカードヒストリーは非常に重要です。支払いの延滞など、一度信用に傷をつけると、5年程度は記録に残ってしまいます。
クレジットカードの一括払いは金利手数料がかからず、確かにお得ですが、確実に引き落としが行われるように気を付けましょう。
もし支払い口座の残高に不安があるなら、クレジットカードの分割払いを利用するのも一つの手段です。少なくとも、信用が傷つくよりはマシではないかと思います。
その際、『2回払いなら金利手数料はかからない』ということを覚えておくと良いです。
信用を保つことを忘れずに、余裕のある支払い方法を選びましょう!