ついにマクドナルド全店でクレジットカードが使用可能に
日本マクドナルドは、2017年3月21日、三井住友カードと提携して、国内の全店舗(約2900店舗)でクレジットカード決済サービスを2017年下半期から順次始めると発表しました。(出典:日本マクドナルド社プレスリリース)
マクドナルドは、クレジットカードを使えるようにして欲しいという要望が最も高いショップの一つだったと思われます。ついに、クレジットカード決済に対応するということですね。
クレジットカードの仕組みでもご説明しましたが、マクドナルドは、クレジットカード決済の関係では「加盟店」に相当します。
クレジットカードが使えることで、集客上の効果はあるけれど、その一方で販売額の数パーセントを加盟店手数料としてクレジットカード会社に支払う流れになります。
数パーセントと言っても、もともと利益の幅が少ない外食産業でクレジットカードを導入する余裕は無かったというのが実情なのでしょう。日本では、吉野家などもまだクレジットカード決済を導入していません。
今回の日本マクドナルドの発表では、決済サービスの拡大範囲を次のように定めています。(これまでは、電子マネーの、iD、WAON、楽天Edyのみ全店利用可能)
クレジットカードに関して言うと、日本で使用されているクレジットカードのほぼすべて(99%)をカバーできることになります。
2017年下半期〜2018年に順次開始される決済サービス
電子マネー | クレジットカード | NFC |
---|---|---|
・nanaco |
・Visa |
・Visa paymore |
海外のマクドナルドでは先行して導入
海外のマクドナルドでは、クレジットカード決済は先行して導入されています。管理人は世界中を旅行してきましたが、海外でクレジットカードが使えないマクドナルドというのは、ほとんど無かったように思います。
特に空港のマクドナルドでクレジットカードが使えなかったことは無かったように思います。
日本国内でも、成田空港のマクドナルドは今までもクレジットカードが使用できるようになっていました。
とくに海外旅行の時、お腹が空いて何か食べたいけれど、どんなものが出てくるか分からない。マクドナルドなら、かなりの程度で予想がつくので、マクドナルドを利用したい、そう思う機会は意外と多いものです。
実はマクドナルドの味は、全世界共通では無く、地域によって少しずつ異なっています。
到着してすぐで、まだ現地通貨を用意していない場合とか、そもそも乗り継ぎ先に立ち寄った空港で、わざわざ現地通貨を用意するのが面倒というときに、クレジットカードが使えるマクドナルドは非常に助かります。
日本を訪れる外国人観光客も年々増加してきていて、街中のマクドナルドでクレジットカードが使えないという不満はけっこうあったと思います。今回の発表で、外国人観光客だけでなく多くの人にとってマクドナルドの利便性が増してくるように思います。
今回の日本マクドナルドのように、多くの店舗でクレジットカードが使えるようになっていって欲しいものです。
【追記】日本マクドナルドは2017年11月13日、全国のマクドナルド店舗(約2900店舗、一部除く)でクレジットカードによる決済サービスを2017年11月20日に始めるという決定を公表しました。