クレジットカードの支払回数は一括払いが中心
クレジットカードの一括払いと分割払いはどちらがお得?では、支払い口座に十分なお金があれば『一括払い』がベストであることを説明しました。
とは言っても、実際に日本人のクレジットカード利用者は、どのような支払回数を選択している傾向が強いのでしょうか?
そんな疑問にちょうど答えるかのように、『勝手にランキング事務局』が、クレジットカードの支払い状況について調査した結果が公開されましたのでご紹介します。
(出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000025771.html)
日本人のクレジットカード利用傾向は『一括払い中心』
まず最初に、クレジットカードの支払いを「分割」で利用した経験がある方がどれ位いるのか質問したところ、利用したことが無いという回答が65.9%を占める結果となりました。
クレジットカードを一括払い中心に利用する理由としては、「一括払いであれば、常に使用金額が把握できる」という声が多かったとのこと。以前分割払いを利用した際に、思ったよりも多額の請求が来てしまい支払いに苦労した経験を理由にあげる人もいたということです。
次にボーナス払いの利用経験を聞いたところ、こちらも利用したことは無いが72.1%、逆に利用経験があると回答した人は、19.8%と約2割ほどです。ボーナス払いも、日本人はそれほど利用していないことが分かります。
ボーナス払いを積極的に利用しない理由としては、次のボーナスがいくら貰えるか分からないという不安があるからという回答もあったとか。確かにその通りですね。
さらに、リボ払いの利用状況についても調査しています。リボ払い、リボルビング支払いは、クレジットカードの利用金額にかかわらず、請求金額を一定にできる支払い方法ですが、こちらも利用したことが無いとの回答が69.5%です。
リボ払いで支払う残高と手数料の関係が、直観的には掴み難いという状況もあるようです。
最後に、今までクレジットカードの支払いで遅延を発生させたことがありますか?という質問には、78.6%が無いと回答しています。さすがに一括払いを好む日本人、クレジットカードの支払いもきちんと行っているようです。
クレジットヒストリー(クレヒス)を守ることを最優先に
日本人のクレジットカードの利用傾向としては、圧倒的に一回払いが多く、ボーナス払いやリボ払いといった、クレジットカード会社が用意している様々な支払方法も、多くの人は利用していないことが分かりました。
その影響もあって、クレジットカードの支払い遅延を起こす人も非常に少ない状況が見て取れます。
クレジットカードの利用履歴、クレジットヒストリー(クレヒス)を支払い遅延なく綺麗に積み立てていくことは非常に重要です。
一度遅延を起こしてしまうと、その情報はクレジットカードの契約期間中は残り続け、解約後も5年間は各信用情報機関に残りつづけます。
既に海外では、個人信用情報の根幹を成すものとなっていますので、日本においても今後ますますクレジットヒストリー(クレヒス)の重要性は高まることが考えられます。
万一、支払いが難しくなるような事態が生じそうになったら、リボ払いなども柔軟に利用して、支払い遅延は起こさないようにしてください。